【重版記念!】第16回出版甲子園決勝大会グランプリ 熊谷はるかさんインタビュー


こんにちは、出版甲子園です!
第16回決勝大会で見事グランプリを受賞して出版された、『JK、インドで常識ぶっ壊される』。
大好評による重版を記念して、著者の熊谷はるかさんにお話を伺いました!

それではどうぞ!


名前:熊谷はるか(くまがいはるか)さん
(聞き手:水城菜月 出版甲子園実行委員会編集局長)


水城:本を出版しようと思ったきっかけを教えて頂いてもいいですか。

熊谷さん:2020年にインドから日本に帰らなきゃいけなくなった時に、直接ボランティアには行けないけれど何か日本でできることはないかと考えました。まず、寄付金を集めること。次に、急に途切れたインドでの生活を何かしらの形にして残し、他の人にも共有すること。この2つを同時にできることは本だと思いつきました。国での生活や文化は、1つの側面からだけでは語れません。プラスとマイナス両方の側面を書きたい、読者に本当の意味での追体験をしてほしいと思いました。


水城:本の執筆で心掛けた点やこだわりがあれば教えてください。

熊谷さん:既刊本と差をつけられる点は、高校生としての視点があることでした。あえてそこにフォーカスして文体に若者言葉を取り入れ、ブログのようにして読者が手に取るハードルを低くしました。同世代にも読んでほしい気持ちが強かったので。


水城:熊谷さんの突然の引っ越しのように、否応なく環境が変化することに不安を感じている方がいたらどんな言葉をおかけになりますか?

熊谷さん:私自身、インドへの引っ越しや高校の卒業など環境の変化が沢山あってめまいがしそうになることもあるんですけど、不安に思う気持ちは無理に抑え込む必要はないと思っています。その変化によって、自分にとって変わらずに大切なものや、逆にここで区切りをつけていいかなと思うものの区別がつくことで次のステップに進めます。不安を払拭することは出来ないので、こうなったらいいなというポジティブな気持ちを少しでも持てばいいと思います。


水城:コロナウイルスで世界が大変な状況になって、本の中でもインドに対する日本からの心ない言葉に傷ついた経験が書かれていたと思うのですが、今の日本の様子を見て何か感じることや伝えたいことはありますか。

熊谷さん:日本に対してとか大きなことは全く言えなくて、自戒の意味もすごく大きいんですが、言葉は諸刃の剣であることは意識しないといけないとすごく思っています。私にとって言葉はとても大切な存在で、そのおかげで本を書いたり人やものとの出逢いを深めたりできます。でも、それ以上に言葉は危険なものになりうるし発することで相手も自分も傷つけることがあります。だから安易に言葉を発することに伴う危険性を意識しつつ、でも言葉の価値を信じていたいなと思っています。


水城:推敲を繰り返せる本という媒体で言葉を発信されたところに、熊谷さんの真摯な想いが込められているのだとすごく感じました。この本を通して、読者の方に何を伝えたいと思いますか?

熊谷さん:タイトルに「常識ぶっ壊される」とあるように、読者にとって色々なものに対する凝り固まった見方を解きほぐしていくきっかけになればいいなと思っています。社会問題に対しても、今まで知っていたことから一歩深いところへ踏み込んでみようよというメッセージを込めています。


水城:出版甲子園を知った第一印象を教えてください。

熊谷さん:私はHPで知ったんですが、プレゼンバトルをすることやプロの編集者が審査員を務めることを知り、レベルが高そうで自分には無理だと一旦諦めかけました。でも逆に殆ど可能性がないなら(選考を通過できなくても)いいかと投げやりで出してしまった部分がありました。でもいったん飛び込んでみたら凄く団体員からのサポートがあって、不安を払拭してもらえたなと感じています。


水城:出版甲子園には、二次審査を勝ち抜いた企画に担当者がついてサポートする「担当者制度」というシステムがあります。この制度の良いところはどこだと思いましたか。

熊谷さん:企画者と担当者の関係はそれぞれだと思うのですが、自分の場合は担当者がいなきゃこの本はできていなかったと言えるくらい色々な面でサポートしてもらいました。企画者は皆本を出したいという強い気持ちをもって臨んでいますが、そこに客観的な意見を投じてくれるのが担当者の役割なんだと思います。また、企画がこれでいいのかと不安になった時に奮い立たせてくれましたし、長い大会期間にモチベーションの維持が難しくなった時に今まで担当者と一緒にやってきたんだから頑張ろうと思える存在でもありましたね。


水城:大会期間で充実していた期間と苦しかった時期はいつですか。

熊谷さん:決勝大会でゲストの林真理子さんにコメントをいただいたときは凄く嬉しかったし、頑張ってきてよかったなと思う瞬間でした。本の執筆期間はやっぱり苦しかったですね。日本とインド両方の視点に寄り添って齟齬を生じさせないようにするのも大変でしたし、本の執筆と大学受験と引っ越しなどが重なった時期もありました。でも苦しかったことを乗り越えられたのも本当に色々な人たちのおかげだなと思います。


▲第16回出版甲子園決勝大会にて自身の企画をプレゼンする熊谷さん

水城:これから本を書いてみようかと思っている学生にメッセージをお願いします。

熊谷さん:本を書いて共有したいと思う対象があるのはすごく素敵ですが、本を一冊書くのは思った以上に大変なことです。また、言葉を紡ぐことは自分の価値観を人に与えて相手の世界をちょっとゆがめてしまう事でもありますが、それほどの覚悟を持って本を書きたい気持ちがあればぜひ追究してほしいと思います。学生にも門戸は開かれています。強い気持ちがあれば、意外とサポートしてくれる人が見つかることもあるので。


水城:最後に、熊谷さんにとってズバリ出版甲子園とは何ですか。

熊谷さん:全ての始まりというか、出版甲子園があったから自分がいるといっても過言じゃないくらいの本当に大きなきっかけだったと思います。自分で本を書くなんて、手が出せる世界だと思っていなかったので。担当者をはじめ色々な出会いがありました。本当に感謝しています。


水城:ありがとうございました!


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