Jポップでゆる〜く哲学、始めませんか?【既刊本紹介プロジェクト第2弾】
「会いたくて 会いたくて 震える~♪」
一世を風靡した、西野カナさんの『会いたくて 会いたくて』
「いや、そんなに震えることないだろ(笑)」ってツッコミ、マジで100万回聞いたわ
「病院行った方がいいんじゃない?」的なことめっちゃ書かれてたなぁ
ネタ曲のイメージしかない
そんな方がほとんどかもしれません。
しかし!この歌詞をネタ扱いせずに、割と真面目に考察した本もあるんです。
それが『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』(戸谷洋志)
(第11回大会出場作品)
『会いたくて 会いたくて』をはじめに、皆さんが聴きなじみのあるJポップの歌詞を、哲学を通じて考察していきます!
今回は本書のおすすめポイントを2点に分けてご紹介✨
おすすめポイント①:専門用語が少ない!
イデア、構造主義、メタファー、イデオロギー……
哲学 = 専門用語がたくさんあって難解。そんなイメージがありますよね。
しかし、本書にはそうした専門用語がほとんど登場しません!
登場した場合も、丁寧な説明が入るので「一体何の話をしてるんだ?」となる心配はご無用。
哲学を勉強するのではなく、あくまで哲学的に考えてみる本なので、予備知識がない人でも読みやすい一冊となっています。
おすすめポイント②:先生と学生によるゆる~い対話形式
本書は哲学を専門とする先生と、学生の麻衣による対話形式。
先生の言葉に、麻衣が質問や反論をしつつ、話が進んでいきます。
けれど、決してディスカッションのような固い雰囲気になることはありません!
例えば、会話の一部を抜粋すると…。
先生:私たちには恋人に対する気持ちを一般化することはできません。例えば私が過去に十人の恋人と交際した経験があるとしましょう。
麻衣:絶対嘘でしょ。
先生:例えば、の話です。
p.88
こんな感じ。
二人のゆる〜い会話を追っていくだけなので、サクサク読めます。
ここまで本書のおすすめポイントを2点に分けて紹介してきました!
哲学に触れたい高校生や大学生、「学生時代の知識全部忘れたわ…」という大人まで。
老若男女を問わず、読みやすい一冊となっています!
皆さんぜひ一度お手に取って読んでみてください✨
最後までお読みいただきありがとうございました!
第19回出版甲子園実行委員会 広報局 M.A
『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』(講談社)
お読みいただきありがとうございます!
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