【お詫びと訂正】弊団体フリーペーパー「SHIORI」誤掲載につきまして

7月に発行されました弊団体フリーペーパー「SHIORI」において、記事の内容に一部誤りがございました。
ご協力いただいた皆様ならびに読者の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことを謹んでお詫び申し上げますとともに、下記のとおり訂正いたします。

  • 7ページ

誤)朝井リョウBOOK LIST
  ⑩望むのは/古井田奈月(新潮社)

正)朝井リョウBOOK LIST
  ⑩望むのは/古谷田奈月(新潮社)

  • 8-9ページ

下段エッセイの一部が見切れているため、全文を公開いたします。


お昼時、「カレーの街」としても呼び声が高い神保町では、街のところどころから食欲をそそる香りが漂ってくる。駅からすぐの路地に入り、神田カレーグランプリ初代王者の名店「ボンディ」にお邪魔する。開店時間の20分後、既にお腹を空かせた人たちが列を成している。運ばれてきたカレーはいかにもカレー然としたポットに入っていて目にもおいしい。ボンディ名物のジャガイモはバターをたっぷりとのせて贅沢に。
 表通りに出て、腹ごなしに「神保町ブックセンター」に立ち寄る。「未来の自分の種をまく。」というコンセプト通り、書店・喫茶店・ワーキングスペースを兼ねており、訪れた人々が思い思いの時を過ごしていた。
 交差点を渡れば、神保町の醍醐味・古書店街のおでまし。130の書店が軒を連ねるなか、真っ白な外観がひときわ目立つ「PASSAGE SOLIDA」の前で足を止める。一棚一棚に店主がいる共同書店だというこちらでは、それぞれの棚に店主たちが厳選した本がずらりと並んでいる。ふらふらしていたら、ボンディが店主の棚を発見。名探偵コナンの番外編が気になってページをめくると、そこに描かれているカレー屋はボンディそのもので、“逆聖地巡礼”気分。
 再び散策を開始。通りに出ているワゴンを物色したりしながら歩いていると、なんだか雰囲気のある神田すずらん通りに到着。その入り口に聳える雑貨屋「文房堂」のショーウィンドウにはあの一節が。「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」。わくわく感が高まる。
 心ときめく文具と雑貨を一通り物色したら、最後は喫茶「ラドリオ」へ。日本で初めてウインナーコーヒーを提供したと言われるこちらの喫茶店で、せっかくなのでウインナーコーヒーとケーキのセットをいただく。落ち着いた店内は本日の戦利品を読みふけるのにぴったり。

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