出版甲子園実行委員会 代表

管原 秀太

「学生の中に眠る可能性を発掘し、『本』という形で世に発信する。」

旧来より掲げられてきたこの活動理念に基づき、我々は学生の商業出版をサポートしてまいりました。

受験用の参考書から魚の解説本まで、大会には幅広い分野から企画が寄せられますが、いずれもその根底には純然たる探求心と旺盛な発信意欲が存在しています。

団体員がその思いに共鳴し、商業出版に向けて企画者と伴走する打算のない協力関係。

私はそこに当大会の美質を見出しています。

企画の真意を理解するべく企画書を読み解いていく作業は、ふと私に高校時代を回顧させます。中欧ハンガリーに精通する友人から指導者コシュートの小噺を聞いて得たささやかな歓び。普段煉瓦のように厚い本に目を凝らし、寡黙を貫いていた彼が、一転して嬉々と関心分野について語る姿は、他者交流の本質が何たるかを私に示しました。

それは相手の語りを通じてその熱源に触れ、理解すること。そして、互いの興味関心を肯定し、知を拡大すること。

第一義には出版コンテストであれど、出版甲子園で得られる相互理解の過程はその原体験に通ずるものであり、それが大会に関わる全ての人に価値を与え、付随的に企画も読み手の目線に根ざしたものとなる。

そのギミックこそが出版甲子園が「学生の、学生による、学生のための」出版コンテストたる所以であり、私が代表として保持せんとする大会の核心です。

末筆ながら、当大会の運営のため、平素より格別のご高配を賜っている皆様にはこの場で心より御礼を申し上げます。

出版甲子園並びに決勝大会を通じ、今後とも多くの方が学生の熱源に触れてくださることを祈して、ご挨拶とさせていただきます。

2026年4月1日
管原秀太

団体概要

出版甲子園実行委員会 (早稲田大学公認サークル)

2005年

管原秀太

出版甲子園の運営・書籍にかかわるイベントの運営・早稲田祭や五月祭への出展 等

沿革

10月

第1回出版甲子園の開催

2025年

12月

第21回出版甲子園を開催

出版甲子園発の既刊本は46冊に

関連情報