出版甲子園に興味を持ってくださった皆様、はじめまして。大会を運営する出版甲子園実行委員会です。出版甲子園は全国の学生の皆さんに「出版したい、自分で書いてみたい本の企画」を応募してもらいます。三度に渡る審査を勝ち抜き、決勝大会に進出すると、大手出版社の編集者の方々の前で自分の企画をプレゼンできます。編集者の目にとまった企画は実際に本として出版されます。本は書きたいけど書ける自信はないよーという方も大丈夫。まずは応募してみましょう。これまでに、41冊もの企画が出版されています!

学生でありながら本を出版できるという、またとないチャンスです!

このページは、皆さんが少しでも企画書を書きやすくなるように「書き方の目安」をまとめたものです。あくまでも「目安」なので、必ずしもここに書いてあることに従う必要はありません。書き方に困ったときの参考程度にしてもらえると嬉しいです。

それでは、皆さんの応募をお待ちしております!!

※応募締め切り 2023/6/25 (日) 23:59まで

●企画書作成で最も重要なこと

1.自分が本当に書きたいことを書く

企画書を練るうちに「やっぱりこのテーマの方が、ウケ良いかな…」など企画がブレてしまう方がいるようです。ですが、自分自身の興味や熱量がないと思うように企画書は書けません。まずは、自分の「好き」を大事にして下さい。きっと伝わるから大丈夫!

2.読者が読みたいと思える企画にする

とはいえ、出版は「読者の方にお金を払って買ってもらう」のが目的です。「とにかく自由に書く」では独りよがりになってしまいます。読者に楽しんでもらう、お金を払ってでも読みたいと思わせる企画にする必要があるのです。そのためには、読者が楽しく読める工夫を読者目線で考えると良いでしょう。(自分が今まで読んできて『面白い』『読みやすい』と思った本の特徴を思い浮かべると、何かヒントになるかもしれません。)

3.読者に何を伝えたいのか考える

「この企画で読者に何を伝えたいのか」を考えてみることをオススメします。今すぐには決まらなくても、「これを読んだ人にこんなことが伝わると良いな」という目標があると企画書作成のモチベになりやすいです。あと、企画の工夫や書き方の方針も決まりやすくなります。(例えば、初心者に音楽の楽しさを伝えたいとき、いきなり小難しい話から始めませんよね。逆に、ある程度音楽を学んだ人へのステップアップの本を作りたいなら、ちょっと難しい話を冒頭に持ってきても良さそうです。)

最後に…

企画書は、皆さんの熱意が伝わることが一番大事です。完璧を目指す必要はありません。「ちょっと難しいな…応募するのやめよう」は勿体ない!多少不安な部分や、不完全な部分があっても、気にせず応募してみて下さい!

以下、企画書の項目に関してポイントをまとめていきますね。

●本のタイトル

・実際に本が出版されて書店に並んだ時、興味を引くものだとgood!

・タイトルが企画の内容に合っているかどうか、確認するのも大事!

・以下の3つのポイントに気をつけるとグッといいタイトルになりますよ

①この本がどんな本なのか簡潔な言葉で表現する

②読者が手に取りやすいような売出し言葉を入れる

③読者にとって嬉しいこと・メリットを出す

Ex)

『マジでガチなボランティア』

→ちゃらい大学生が海外ボランティアに奔走するエッセイ

『「おいしい」を科学して、レシピにしました。』

→料理の「おいしい」秘密を科学的に分析しつつ、それをレシピに落とし込んだレシピ本

●本のジャンル

・自分が書きやすい、テーマを生かしやすいジャンルを選びましょう!

出版甲子園では以下の4ジャンルの応募を受け付けています。小説やフィクションの応募は受け付けていません。

①エンタメ:ためになる、というよりは読んでいて面白い本(Ex. クイズ、雑学、旅行、芸能etc)

②エッセイ:自分の体験や考えを伝える本(Ex. 紀行本、留学体験記、インタビュー本etc)

③学習参考書:受験や学校の定期テスト勉強などに使える本(Ex. 単語帳、問題集、教科書の解説etc)

④実用書:ビジネスや日常生活で役立つ知識、技能などを伝える本(Ex. 就活、レシピ、育児、自己啓発etc)

●企画の内容

・以下の点を重点的に書きましょう!

何を取り上げた企画なのか

本になった時に具体的にどんなことを書くのか

どんな特徴があるのか

・ひとまず、どんな本をイメージしているかを書けば大丈夫です!

・何を書けばいいかわからなくなった時は、赤の他人がこれを読んだ時に企画の全貌を理解できるかを考えてみましょう

●企画のねらい

・以下の点を重点的に書きましょう!

読者にどんなことを伝えたいか・どんな影響を与えたいか

なぜブログなどではなく、(お金を払って買ってもらう)本にしたいのか

・すぐ思いつかない…という場合、まず出版甲子園に応募した理由を書いてみて下さい。

●自己アピール

・「なぜ自分がこの本を書けるのか」をアピールしましょう!経験やスキル、「他の誰か」ではなくあなたがこの本を書く意義、強みを書くと良いです。

・具体的な数字を上げると、あなたの強みがより伝わりやすくなります!

Ex)

△英語が得意→○TOEIC 890点

△飲食店めぐりが趣味→○今まで行ったことのある飲食店をメモしたノートが5冊ある

△留学していた→○1年3ヶ月留学していた

・この企画にかける思いを書くのもいいでしょう!

●目次案

・本の最初の方に書いてある目次のイメージで書きましょう。

・面白そうな本だと思ってもらうのが大事です!
(本を買う時って目次をパラパラってみますよね。その時に面白くなさそうだったら買う気なくなりません?)

・何を伝えたいかを決めたあとに、そのことが伝わるような章立てにしましょう!

最後に、書く上でのちょっとしたアドバイスをご紹介します。

・なかなか書けない、考えがまとまらない時

→家族や友人に読んでもらう(第三者、読者目線の意見を取り入れやすいです)

→出版甲子園twitter、企画者インタビューをチェック(ヒントになるかも!)

→店頭で売れている本を読む(実際に出版された本の工夫を盗んでみるのも良いです)

・応募前にちょっと見直すと良いこと

→日本語として正しい文になっているか
(常体/敬体の統一、主述のねじれが無いかetc)

→読みやすい文章になっているか
(文章がめっちゃ長くなってないか、接続詞を乱発してないかetc)

→著者名や連絡先は間違っていないか

・審査で高評価を得るためには

→伝えたいことを簡潔に書く
(企画書はいわば「全編ネタバレの脚本」です。企画の内容を簡潔に、わかりやすく書きましょう。内容を出し惜しみしてはむしろ審査では評価を得にくいです。)

→企画の軸がしっかりしている
(この企画を通して何を伝えたいかをはっきりさせましょう。企画の軸がしっかりしていないと、結局何が言いたいん?となってしまいます。)

→この本は自分にしか書けないということをアピールする
(企画を審査する際には、その内容はもちろんのこと、どんな人が書いているかもとても重要視されます。他の人でも書ける企画であると思われてしまうと、評価が低くなる可能性が高いです。)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

企画を応募して損することは何一つありません!まずは応募してみましょう!

皆さんの熱い思いが詰まった企画をお待ちしております!!

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お読みいただきありがとうございます!

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