早稲田大学ブックフェア「最近みかける気になる(表紙の)あのひと」
ぱんだのあいさつ
はじめまして。しゅっぱんだと申します。
学生のための出版企画コンペティション、出版甲子園のマスコットをつとめております。
ふだんは広報活動に従事しておりまして、ツイッターでは実行委員のみなさんにぱんぱん鳴かされているのですが……ご存知でしょうか。
早稲田生協さんのご厚意に甘え、出版甲子園は通年でこちらの本棚をお借りする運びとなりました。
とはいえ私たちだけではなく、ブックポータルさん、よみとも倶楽部さんと並んでいて……早稲田生協戸山店の覇権を賭けた、三つどもえの争いが繰り広げられようとしているのかもしれません。
ぱんだもクマ科としての誇りのため、なけなしの戦闘本能をむきだしにがんばりますが、しょせんぱんだのやること、そう派手なものにはならないかもしれません。
今回のブックフェアのテーマは「最近よく見る気になる(表紙の)あのひと」です。
じつは、わたしたちがふだん「本の表紙」と呼んでいるのは本の「カバー」でして、「表紙」というのはカバーをとった本の、本体の、おもてがみのことを指します。
まあ、ここでは通称に従います。好きな作家さんの表紙を描いてるひとが、ほかの作家さんの表紙を描いてると、つい手にとってしまいませんか?
いわゆるジャケ買いを、ぱんだもときどきしてしまいます。ぱんだの好みではありますが、よく本の表紙で見かける絵師さん、一〇人を選びました。
授業がよくかぶるから、名前は知らないけど顔は知ってるあのひとへ声をかけてみるような、そんな勇気をもって。絵師さんからつなげて、知らなかった作家さんに、作品に出会っていただけると嬉しいです。
それでは、どうぞよろしくご贔屓のほどを――ぱん。
「出版甲子園実行委員会」 マスコット しゅっぱんだ
ブックフェア「最近よく見る気になる(表紙の)あのひと」早稲田生協戸山店にて展開中!
○ブックリスト
1.唐辺葉介『ドッペルゲンガーの恋人』(星海社FICTIONS)
2.野崎まど『know』(ハヤカワ文庫JA)
3.西澤保彦『幻視時代』(中公文庫)
4.唐辺葉介『つめたいオゾン』(富士見L文庫)
5.法条遥『リライト』(ハヤカワ文庫JA)
6.汀こるもの『ただし少女はレベル99』(講談社ノベルス)
7.ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,浅倉久志(訳)『たったひとつの冴えたやりかた』(ハヤカワ文庫SF)
8. 米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)
9.円居挽『シャーロック・ノート: 学園裁判と密室の謎』(新潮文庫nex)
10.東浩紀『クリュセの魚』(河出書房新社)
11.最果タヒ『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』(講談社)
12.籘真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』(ハヤカワ文庫JA)
13.森見登美彦『四畳半神話大系』(角川文庫)
14.森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)
15.石田衣良『親指の恋人』(小学館文庫)
16.吉田尚記『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(太田出版)
17.大間九郎『ファンダ・メンダ・マウス』 (このライトノベルがすごい!文庫)
18.成田良悟『オツベルと笑う水曜日』(メディアワークス文庫)
19.村上春樹『カンガルー日和』(講談社文庫)
20.村上春樹『風の歌を聴け』(講談社文庫)
21.村上春樹『羊をめぐる冒険(上)』(講談社文庫)
22.西尾維新『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』(講談社文庫)
23.西尾維新『人類最強の初恋』(講談社ノベルス)
24.渡辺浩弐『1999年のゲーム・キッズ(上)』(星海社文庫)
25.ポール・オースター,柴田元幸(訳)『リヴァイアサン』(新潮文庫)
26.テリー・ケイ,兼武進(訳)『白い犬とワルツを』(新潮文庫)
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