【出版甲子園、こんな本を出してます。】『呪いを、科学する』
こんにちは!出版甲子園実行委員会です。出版甲子園とは、「学生による、学生のための出版コンペティション」です。
私たちは、この大会を通して全国の学生からエッセイ、実用書などのジャンルで本にしたい企画を募集し、商業出版へとつなげる活動をしています。これまでに41冊の本が世に送り出されました!
出版甲子園発、最新刊!!(2022年12月現在)
学生の商業出版を支援している早稲田大学公認インカレサークル 「出版甲子園実行委員会」が、今まで出版甲子園を通じて出版された既刊本を紹介していく本企画。
今回の記事では、出版甲子園から生まれた数多くの既刊の中から、最新作
「呪いを、科学する」(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2022年)をご紹介します!
昨年行われた第17回出版甲子園で準グランプリを受賞した、中川朝子さんの著作です。
著者の中川朝子さんは現役医学部生でありながら小説の執筆をし、星新一賞を受賞されたこともある方です。幼少期は妖怪漫画や都市伝説を読み漁るオカルト大好き少女だったとか。
そんな中川さん初の単著である『呪いを、科学する』は医学的な視点から古今東西の呪いを読み解いていくエンタメ本です。
呪いと科学という一見正反対の分野が融合し、呪いの新たな楽しみ方が見えてきます。
呪いは妄想なのか?
歴史ものでよく出てくる「呪殺」って本当に効果あったの?
「鬼」ってどうしてカラフルなの?
と疑問に思ったことはありませんか?
そんなの迷信だ、たまたまでしょ、全部昔の人の妄想だよ、と思う方もいるかもしれません。
今となっては誰かの恨みを買ったときに呪詛で殺されると怯えることも、夜に外を歩いていて鬼に出会うことも信じられないですよね。
でも、実際に昔の人々は「呪い」を恐れていたようですし、鬼も赤と青がメインという点では何らかの共通理解があるようです。
全員が同じ妄想を一斉に信じる、などということは本当にあり得るのでしょうか?
やはりそこには何かしらの根拠があったはず!
呪いは科学できる!
そこで本書では、昔の人々が「呪い」と呼んで恐れていた数々の現象の発生理由を、
著者が専門とする現代医学の知識を用いて解き明かしていきます。
医学の世界ではそんな現象が知られているんだと驚くと同時に、
これなら「呪い」として恐れるのも無理はないと納得する事象が盛りだくさん!
小説家の卵でもある著者が分かりやすく解説してくれているので、医学って難しそう…と思っているあなたもご安心ください。
呪い=非科学的な迷信、という考え方はもう古い!
これからは呪いを科学で解説する時代です。
本書を読んで新しい扉を開いてみませんか?
※ちなみに、本記事では先ほどの疑問の答えは秘密です。
気になった方はぜひ『呪いを、科学する』をお手にとってみてください。
『呪いを、科学する』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
著者:中川朝子
2022年7月22日
1210円(税込)
ISBN:978-4-7993-2880-4
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2880-4
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