【第二回】第15回ファイナリスト かきもちさん!
こんにちは!シュッパンダの部屋へようこそ!
僕,シュッパンダが出版甲子園に関わるいろんな人にインタビューするよ〜
出版甲子園の魅力をもっと知ってもらうために,頑張るぞ!
「第15回出版甲子園決勝大会に出場したファイナリスト達に突撃インタビュー」!!(長い…)
2019年に開催された,第15回出版甲子園で,見事決勝大会に進出したファイナリストの方々に,参加のきっかけや大会中のおもしろエピソードなど,出版甲子園のあんなことこんなことを根掘り葉掘り聞いちゃいます!
出版甲子園ってどんなことするんだろう…?
企画書ってどうやって書くんだ…?!
そんなあなたへのアドバイスも見られるかも??
二人目のゲストは……かきもちさん!
大学院で物理を学ぶ一方,科学教室やイラスト制作で,科学を多くの人にわかりやすく伝える科学コミュニケーターとして活躍するかきもちさん。
ほっこりする可愛いイラストと大学で培った科学の知識をフル動員した,
本格的だけど誰でも楽しめる科学本の企画をプレゼンしてくれました!
- 名前:かきもち さん
- 企画名:科学と歩く How to live with science?
- 企画内容:科学者の言うことはホントに頼りになる?私たちは科学についてどこまで知っていたら良いのだろう?科学への疑問と向き合って、生活の中で科学と付き合う姿勢を提案します。イラスト豊富で,読者の気持ちに寄り添う世界一親身な科学のハンドブック。
(パンダ=パ,かきもちさん=か)
パ:そもそも,本を書きたいと思ったのはどうしてですか?
か:大学入学時から本を書きたいな〜,となんとなく考えていました。
きっかけはTwitterで出版甲子園を知ったことです。ちょうど修士1年になり,学部での自分の学びや活動の集大成として本を書こう,という面もありましたね。
パ:「科学の難しさ」をテーマにするのは難しそうですが,どんなことに気をつけましたか?
か:そうですね…皆に「面白いな」と思ってもらえる本,科学に苦手意識がある方に寄り添う本が作りたいという気持ちが強かったので,読みやすさを優先した企画づくりに力を入れていました。
パ:例えば,イラストですか?
か:はい!一次審査を通過した時に実行委員会さんからアドバイスをもらったので,イラストを積極的に活用してみました!
さし絵があると,読者の方に内容が一目で伝わりやすくなりますし,「難しい」というイメージがある科学でも,読む上での心理的なハードルが下がることもあると思っています。
原稿を書くときは,なるべく身近な題材から入ろうと考えていました。途中でボツになった案ですが,ジェットコースターを題材にして,科学が保証する安全性と直感で安全だと思う感覚の話題に入る,とか。
読みやすさの面で,絵本とか,ビジネス書も参考にしましたね。
パ:え?!科学に関係ないような…?
か:売れている本はなぜ売れているのか,調査していました笑。
どんな構成が読みやすいのか,自分の企画に活かせるアイデアはないか…など,一冊の本からいろんなことが学べるんです。
例えばビジネス書を見れば,社会人の方に好まれる本の傾向がつかめます。絵本は紙面の構成やイラストの入れ方を追求するのに役に立ちました。
パ:本屋徹底リサーチ…!
か:はい,めっちゃウロウロしてました…笑
パ:かきもちさんはお住まいが遠方ですが,担当者との打ち合わせは大変だったのでは?
か:そんなことないですよ!私達は毎週LINE電話で打ち合わせしました。決勝大会まで伴走してくれたのは心強かったです。
パ:なるほど!じゃあ地球のどこにいても安心して応募できますね!
か:そうですね(笑)。何らかの形で他の人に企画を見てもらえたのはとても良かったです。
私の場合,大学の友人や先生にも見てもらっていたのですが,一人でずっと考えていても視野が狭まってしまいますので。
パ:確かに,自分で考えたことを自分だけで省みるのは大変ですし,疲れますよね…。
出版甲子園は応募から決勝大会までが長いですが,その間モチベーションを保つ秘訣はありますか?
か:企画のことって,1日中考えていられるんです。
でも煮詰まってしまうといけないので,昼は大学院での研究,夜は出版甲子園…というように,メリハリをつけて取り組むことが大切だと思います。
パ:決勝大会でのプレゼンでトップバッターを務めた感想はどうですか?
か:めっちゃ緊張しました…!
でも審査員の方々が熱心に聞いてくれて,質疑応答ではアドバイスもいただけたのですごく嬉しかったです。
パ:プレゼンのスライドでもイラストが印象的でしたね。
か:「聞いてすぐ理解できるプレゼン」を意識しました。そのために,絵や写真を多く,文字は少なくすることで視覚的にわかりやすいスライド作りを心がけました。
・目指せ! 売れる本!
パ:編集者の方と実際に打ち合わせしてみて,どうでしたか?
か:業界の人ならではのスピード感や,商品として売り出すノウハウに圧倒されました。
この企画も,出版甲子園を通して実現できたものなので,初心を忘れず大事に完成させたいです。
パ:最後に,第16回大会に応募してくれる人にメッセージを!
か:きっかけはなんでもいいと思います!
あまり難しく考えず,まずは気軽に応募して,自分の思いの丈をぶつけてみてください!
インタビューありがとうございました!
かきもちさんの出版への道と今後のご活躍を応援しています!
※今回のインタビューはオンラインで行いました。みんなでコロナを乗り切りましょう。
お読みいただきありがとうございます!
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