
出版甲子園に興味を持ってくださった皆様、はじめまして。大会を運営する出版甲子園実行委員会です。
出版甲子園は全国の学生の皆さんに「出版したい、自分で書いてみたい本の企画」を応募してもらいます。三度に渡る審査を勝ち抜き決勝大会に進出すれば、大手出版社の編集者の方々の前で自分の企画をプレゼンすることができます。そして編集者の目にとまった企画は実際に本として出版されるのです。まずは応募するところから!これまでに46もの企画が出版されています!
学生でありながら本を出版できるという、またとないチャンスです!
このページは、応募する皆さんが少しでも企画書を書きやすくなるように、項目ごとの「書き方の目安」をまとめたものです。あくまでも「目安」であり、審査は企画の内容に基づいて行われるため、本稿の記載事項を厳守する必要はありません。書き方に困ったときの参考程度にご覧ください。
本のタイトル
三度にわたる審査の段階では、主に企画の内容や独自性を重視しており、タイトルの巧拙が審査結果に影響することはありません。応募の段階では工夫を凝らす必要はありません(最低限、企画内容と合致するものにしてください)が、参考として以下に指針を示しておきます。
①この本がどんな本なのか簡潔な言葉で表現する
②読者が手に取りやすいような売出し言葉を入れる
③読者にとって嬉しいこと・メリットを出す
例)
『これから勉強する人のための 日本一わかりやすい法律の教科書
→「これから勉強する人」にとって「分かりやすい」というメリットが明瞭に理解できる。
本のジャンル
自分が書きやすい、テーマを生かしやすいジャンルを選びましょう!あるジャンルで行き詰まったときには、他のジャンルの要素を取り入れることで企画の魅力が増すかもしれません。
例)
実用書で筆が止まったときに、エンタメ的な手法を取り入れ楽しみながら読めるようにした結果、企画書が紹介する内容の良さを若年層にも届けられるようになった。
出版甲子園では、大別して以下の4ジャンルの応募を受け付けています。詩、小説、絵本などの文芸作品や、雑誌・ムック本形式の企画は受け付けておりません。また、上記のジャンルに当てはまるものでも、企画における文学性は評価の対象外となっております。
①エンタメ:娯楽性が高い本(クイズ、雑学、旅行、芸能等)
②エッセイ:自分の体験や考えを伝える本(紀行本、留学体験記、インタビュー本等)
③学習参考書:受験や学校の定期テスト勉強等に使える本(単語帳、問題集、教科書の解説等)
④実用書:ビジネスや日常生活で役立つ知識、技能などを伝える本(就活、レシピ、育児、自己啓発等)
企画のキャッチコピー
本の帯にあるようなキャッチフレーズを、自分の企画にもつけてみましょう。この企画の最大の魅力は何であるのか、それをどのようなテンションで伝えていくのか。キャッチコピーは読者への売り文句であると同時に、あなたが企画書を書く上での重要な指針となります。筆を進める中で企画趣旨を見失ったときは、キャッチコピーに立ち帰ることによって軌道修正ができるかもしれません。
読者の興味を惹くためにも、まずは自分にとって魅力的に映るキャッチコピーを考えて、企画の良さをアピールしましょう!
想定する購買層
商業出版を目指す以上は、自分の「書きたい」という思いを大切にする一方で、お金を払ってでも読みたいと多くの人に思ってもらえるような本にしなければなりません。そのためにも、その企画が具体的にどのような人(年齢、職業、選好等)を対象としているのかを示す必要があります。購買層がイメージできると、企画の方向性も自ずと定まってきますし、なにより編集者に対するアピールポイントとなります。統計やデータを用いて具体的な根拠を示せるとなお望ましいです!
例)
〇〇の資料からわかるように、新卒採用の一環としてインターンを実施する企業の数が年々増加している。この社会的変化から、インターンに興味を持ちつつも、社会に飛び込むのに不安がある大学生も多くいることだろう。インターンの実態を事細かに綴るこの企画は、就職活動に向けて何かしらの行動を起こそうとしている大学1〜3年生に向けたものであり、またそのような人々からの需要があることが大いに期待される。
企画の内容:300字以上1000字以内
以下の内容を考えてみましょう!
・どの様なトピックを取り上げた企画であるのか。
・具体的にどのような内容を書くのか。
・企画における一貫したテーマは何か。
ひとまず、どんな本をイメージしているかを書いてみましょう!企画に対するあなたの思い、熱量を存分に書き表してください。その際、客観的に見て企画の全貌を理解できるかどうかに注意しましょう。
また、特にエッセイ企画は自身の経験談に終始するものが多く、それでは中々目を引く内容になりません。その際には、企画の軸を1つ定めてみましょう。自身の受験期についてエッセイを書くケースを想定してみます。この時ただ単に出来事を羅列するよりは、何か一つの観点から受験期の出来事を抽出して書いていくアプローチの方が、企画の趣旨・独自性共に現れやすくなります。この場合であれば、「試験会場の静けさ」「帰路で耳にする街の騒がしさ」などに焦点を当てて、「耳受験」といった一貫したテーマで記述すると、単なる作文を越え、他者に読んでもらう「作品」となります。企画を応募する際には自身が持つ独自の感性を探りながら、この様に一貫した観点を持つようにすると魅力が高まります。
企画の狙い:300字以上1000字以内
以下の点を重点的に書きましょう!
・読者に何を伝えたいか、どんな影響を与えたいか
・なぜブログやSNSなどではなく、(お金を払って買ってもらう)本にしたいのか
「世間一般で~~といった認識がなされており、それを改めたい」
「面白いのにもかかわらず認知度が低い~~について皆に知ってほしい」
といったところから考えを深めてみてください。トレンド分析を行ってくださってもよいですし、現状に対するご自身の思いの丈を自由に綴って下さっても構いません。
すぐ思いつかない……という場合、まず出版甲子園に応募した理由を書いてみてください。
企画のアピールポイント:300字以上1000字以内
他の書籍やSNSにはない、企画の独自性や趣向を凝らした点を記述してみましょう。
・取り上げられることが少ないトピックに着目している。
・独自の着眼点からあるトピックに切り込んでいる。
・想定読者層に沿った構成上の工夫を計画している。
といったことがあれば、是非記述してください。「企画のどの部分に面白さを感じているのか」といったことを書いてくださっても構いません。
自己アピール:300字以上1000字以内
「なぜ自分がこの本を書けるのか」をアピールしましょう!経験やスキル、「他の誰か」ではなくあなたがこの本を書く意義、強みを書くと良いです。
・具体的な数字や名詞を挙げると、あなたの強みがより伝わりやすくなります!
例)
△英語が得意→〇TOEIC 890点
△飲食店めぐりが趣味→〇今まで行ったことのある飲食店をメモしたノートが10冊ある
△留学していた→〇1年3ヶ月インドネシアに留学していた
△企画内容に精通している知人がいる→〇A氏に監修してもらえる可能性がある
△SNSを運用している→〇SNSのフォロワーが2000人いる
・ご自身の属性に他人と異なるものがあれば、書けるだけ書いてみるのも手でしょう。一見企画と関係ないような特技や経験が、フィードバックを重ねるうちに新たな独自性として発芽することがあります。
例)
学生団体を運営している→企画を売り出すうえでの大きな武器となり得る。
絵を描くことが得意→挿絵を挿入する際に便利
共感覚など、世界の見方や感じ方が人と違う→突き詰めれば、独自の観点を持つことに繋がるかもしれない
・この企画にかける思いを書くのも良いでしょう!
出版甲子園は、学生を対象としていることにも表れているように、「何者でもない人が何者かになる」ことを理念の一つとしています。「自分には人に誇れるような肩書なんてないし…」と感じても気負うことなく、どんな些細なことでもアピールしてください!
目次案
・本の冒頭部分に書いてある目次をイメージして書きましょう。
・本を買うときに目次を参考にする人もいます。本の構成を示す目次で、読者の興味を惹きつけられるように工夫しましょう。
・何を伝えたいかを決めた後に、そのことが伝わるような章立てにしましょう!章のタイトルだけではなく、各章でどの様な内容を書くのかが説明できればなお良いです。
・各章のボリューム感が伝わり、本として成立することがわかりやすいとなお良いです。
必須事項ではないですが、想定イメージや付録の予定があれば、この欄に記入してください。
AIの使用箇所
文章の校正や構成の助言、参考文献の探索等におけるAIの使用は認められており、使用の有無が審査に直接影響することはありません。使用された場合、
・【企画のキャッチコピー】において、キャッチコピーがより企画内容を反映したものになるよう、AIに添削をしてもらった。
・【企画の内容】〇~△文目において、記述内容を裏付ける参考文献をAIに探してもらった。
など、使用範囲と使用用途を明記してください。
※本大会では、実際の執筆については企画者自身が行うことを前提にしています。
おわりに
最後に、書く上でのちょっとしたアドバイスをご紹介します。
・なかなか書けない、考えがまとまらない時
→家族や友人に読んでもらう(第三者、読者目線の意見を取り入れやすいです)
→店頭で売れている本を読む、Amazonのランキングを見てみる(実際に出版された本の工夫を真似てみるのも良いです)
・応募前に見直すと良いこと
→日本語として正しい文になっているか
(常体/敬体の統一、主述のねじれが無いか等)
→読みやすい文章になっているか
(文章が冗長になっていないか、接続詞を濫用していないか、適宜改行されているか等)
→著者名や連絡先は間違っていないか
・審査で高評価を得るためには
→伝えたいことを簡潔に書く
→企画の軸がしっかりしている
(この企画を通して何を伝えたいかをはっきりさせましょう。企画の軸がしっかりしていなければ、結局何が言いたいのか審査員に伝わりません。特にエッセイ企画は、単なる体験の羅列になる傾向があり、体験を通じた執筆者の思いが伝わりづらくなりやすいです。そのため、企画全体のテーマや文章に込めたいメッセージを定めるといった工夫によって、企画の魅力がより届きやすくなります。)
→企画の執筆者が自分である意義をアピールする
(企画を審査する際には、その内容はもちろんのこと、執筆者の技能や経験、熱意がとても重要視されます。著者意義が示せれば企画の独自性が高まり、出版に近づきます。)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
企画は審査を経て私たちと一緒にブラッシュアップしていくものですので、一次審査の段階では、完璧なものを目指す必要はありません。企画にかける皆さんの熱意や、企画の魅力が伝わるものであれば大丈夫です!不完全な状態でも、まずは応募してみましょう!
皆さんの熱い思いが詰まった企画を、団体員一同お待ちしております!!
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