「“学生”の私が本を書けたワケ」小学生で英検一級獲得 -トワエモアさん-

学生商業出版コンテスト「出版甲子園」。独自の視点を持つ学生たちが、実行委員と企画のブラッシュアップを重ねて商業出版を目指す。今回は大会への応募を検討している学生に向けて、第18回大会で「小学校は公立小!帰国子女じゃないけど双子小学生英検1級とれちゃいました」を出版したトワさんとモアさんから話を聞いた。(取材:広報局 茂木愛葉、安原理広)

──出版甲子園(第18回大会)に応募したきっかけは何でしょうか

 私たちの高校では、先輩が出版甲子園を通じて出版された、『JK、インドで常識ぶっ壊される』(熊谷はるか/第16回大会出版甲子園より)という本がよく知られていました。実際に、学校の図書館にはその本が置いてありました。友達からどのようにして英語力を高めてきたのかを聞かれることが多く、それを私たちが好きな「本」という形で広く伝えることができればいいなと思っていました。

──企画書を制作する過程で印象に残っていることはありますか

トワさん 

 私たちは当時高校生で、学校と両立するために二人で分担していました。その際、私たちの書き方を統一するのが難しくて大変でした。

モアさん

 私たちの本は子供に英語を教えたいと思っている親世代を対象とした本です。そのため、一~三次審査の際、学生である団体員にどのようにすれば企画の良さを伝えることができるか考えました。*

 また、決勝大会出場が決まってからはプレゼンの練習を頑張りました。

*出版甲子園では、一~三次審査を学生である団体員が行い、決勝大会での審査を現役編集者、書店員、観客が行います。

第18回大会の企画書

──実際に執筆する過程で大変だったことは何でしょうか

 書くこと自体にはあまり負担はありませんでしたが、編集者とのやりとりを通して文章を練っていくのが大変でした。編集者に原稿を送って、添削を受けて、書き直す、というプロセスを何度も繰り返しました。

──無事執筆を完了し、2024年3月10日に見事初版第一刷が発行されました。商業出版を果たしたことで、その後の生活に起きた良い影響はありますか

トワさん

 タイトルには私たちの名前が入っていることもあって、友達が気づいたのですが、その後実際に本を買って、「サインして」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。また、元々本を出版したいという気持ちが凄く強かったので、それが実現して達成感がありましたし、嬉しかったです。

モアさん

 同学年の人が気づいて、買ったよ、面白かったよと言ってくれたのが結構嬉しかったです。

──学生だからこそ書けた!と自信を持って言える部分は何でしょうか

モアさん

 私たちの本の内容は子供に対する英語教育ですが、そのような子供教育の本は、親の視点から書かれることが多いです。しかし、私たちの本は私たち自身、すなわち学生の視点から書かれており、ユニークな一面を出せたと思います。また、記憶もフレッシュで、当時の経験を書きやすかったです。

トワさん

 モアの話を聞いていて、私も記憶が新しいところが良いと思いました。中学受験について扱った章が一番書きやすかったです。具体的なアドバイスを書けたので、読んだ人は役に立つと思います。

──『双子小学生英検1級とれちゃいました』を読んで、トワさんとモアさんが幼少期の頃から、沢山の本を読まれていたことが印象に残っています。トワさんとモアさんが思う本の魅力は何でしょうか。洋書に限っていただいてもかまいません。

トワさん

 洋書を読むことは文法、ボキャブラリーを身につけるうえでとてもいい方法だと思います。英語力向上に繋がります。また、私たちは小さいころから紙の本に慣れ親しんでいたので、出版にあたって電子書籍ではなく、紙の本を選びました。

モアさん

 洋書はクリエイティブな面でみても、教育的な面でみても、私たちの人生の役に立ちました。英語力を伸ばすことができたのは、9割くらい洋書のおかげだと思っています。洋書は英語力、想像力を伸ばしてくれる最高のツールだと思っています。

テキスト

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トワさんとモアさんが獲得された英検の賞状
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小学生の時のトワさんとモアさん

──洋書を読むことを自身の本の読者にも実践してもらいたいという思いはありますか?

 はい。私たちの本には、年齢ごとにおすすめの本を紹介するセクションがあります。本に対する思い、本の大切さ、魅力を読む人に伝えたいという意図がありました。

 また、洋書を読むことに限らず、様々な英語の勉強法を紹介しています。そこには読者が、その勉強法を通して色々なスキルを身につけてもたらえたら嬉しいな、という思いがあります。

──私は実際、トワエモアさんの本を読んで知った英語関連のアプリをいくつかインストールしました。そのおかげで英語に毎日触れるようになったので、トワエモアさんの本に出会えて良かったです。最後に、出版甲子園への応募を検討している方へのメッセージをお願いします。

学生が本を出版する機会は少ないですが、その機会を与えてくれるのが出版甲子園です。私たちが本を出版することができたのは出版甲子園を通じてなので、本を出版してみたいと思っている人にはぜひ応募をおすすめしたいです。

トワエモア 

日本生まれ・日本育ちの双子姉妹、トワとモア。幼い頃から「おうち英語」や短期留学、英語の幼稚園など、日常的に英語に親しむ環境で育ち、小学生のうちに英検1級を取得。帰国子女ではないが、英語での受験に挑戦し、そろって中高一貫の名門校に合格。英語に関する資格や受賞歴も多数。高校1年生のとき、第18回出版甲子園より『双子小学生、英検1級取れちゃいました』を上梓。現在は高校3年生(2025年7月時点)。

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