第10回決勝大会レポート


2014年11月30日、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、第10回出版甲子園決勝大会が開催されました。3度にわたる厳しい審査をくぐり抜けた10企画。その企画者による書籍化をかけたプレゼンバトルが繰り広げられました。今回は、大会当日の模様をお届けします!

今年で10回目となった決勝大会。学生のプレゼンがより引き立つプログラムとなった今大会も、例年に劣らず白熱しました!

学生企画者たちの熱を感じてみてください!

決勝出場企画の企画書出版甲子園を通じて書籍化された24冊の書籍の展示の様子

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プレゼンは3つのパートにわかれて行われました。

〈〈プレゼンパート1〉〉

学生らしさが目立つ企画・学生向けの企画多いパート1は、次の4企画です!

■エントリーNo.1 『きちんと健康、ササッと作れる!お手軽ひとりごはん!』 栄養学性団体【N】さん

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最近、3食しっかり食べていますか?

「朝ごはん抜いちゃった。」、「そういえば外食ばっかり……。」

そんな一人暮らしのあなたに、栄養満点で手軽に作れるレシピを未来の栄養士たちが紹介してくれました!

■エントリーNo.2 『教科書を読んでもわからない!日本史の“ハテナ”を解決する本』 菊池康貴さん

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「源頼朝(みなもとのよりとも)の “の” ってなに?」

「閏2月っていつ?」「ていうか、閏←これって何て読むの?」

受験には出ないけど、ちょっと気になるこんな疑問。

実は日本史の根幹に大きく関わっているんですよ!

■ エントリーNo.3 『孫子プレゼンテーション』 矢部椋さん

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中国の兵法書・孫子。

古くは戦国武将・武田信玄から、現代の大企業にまで

様々な場面で用いられてきた孫子の考え方をプレゼンテーションに応用します!

■エントリーNo.4 『学生運動から「学生の運動」へ――1万枚のビラから探る、「大学生」の半世紀 東大ビラ史上10枚の「傑作」』 東京大学ビラ研究会さん

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撒かれては捨てられていくビラ。

しかしそんなビラを愛する者たちがいた——。

東大ビラ研究会が集めた”ドキドキ・ニヤニヤ”のとまらない傑作ビラを元に

学生運動史をひもときます!

 

〈〈質疑応答〉〉

プレゼンのあとには、審査員の皆様と企画者の皆さんの質疑応答が行われました。

会場の皆さんには、最も読んでみたい!と思った企画に、

審査員の皆様には、4企画のうち最も質問したい企画1つに札を挙げていただきました!

パート1では、エントリーNo.4の東大ビラ研究会に質問が集まりました。今までに集めたビラや団体の規模など、謎に包まれた活動実態に皆さん興味津々ですね!

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〈〈出版業界解体SHOW!!〉〉

休憩が明けて、パート2に移るその前に、特別企画「出版業界解体SHOW!!」が開催されました。

出版業界解体SHOW!!とは、本大会の審査員の皆様によるトークショーです。

前半のテーマは「おもしろい本ってなんだろう? みなさん本読んでますか!?」。ということで、審査員のみなさんが月に何冊ぐらい本をお読みになっているのかお聞きしました。

月に30冊読むという方もいれば、5冊しか読まないという方まで様々!読んでいる本も、仕事関係のビジネス書や自社の本から娯楽の漫画など様々でした。また、今注目している本として審査員の下松様がご担当された『なんで水には色がないの?』(文響社)の名前が挙がり、制作秘話をお聞きすることもできました!

 

〈〈プレゼンパート2〉〉

パート2は、企画者の経験が光る3企画です!

 

■エントリーNo.5 『ガールズ・イングリッシュ 思わず英語がしゃべりたくなる!女子英語パーフェクトブック』 Angelina梅子さん

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現役女子大生が、学校では教えてくれないカジュアルで実用的な英語を教えてあ・げ・る!

留学体験に基づいたfresh & realな海外の情報も満載!

これぞ!女の子の、女の子による、女の子のための英語本!

■エントリーNo.6 『父が自殺を図った日~大切な人の心の声は、あなたに届いていますか?~』 黒田りんめいさん

ある日突然、父が自殺を図った。

一命はとりとめたものの、またいつ自殺するかわからない。
そんな恐怖に怯えながら、生きてきた。誰にも相談できなかった……。

壮絶な体験をした彼女が同じ境遇の人々を救うため、考案した企画です。

■エントリーNo.7 『No.1スカウトマン直伝!20歳のためのコミュニケーションの教科書』 森井悠太さん

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渋谷で芸能事務所のスカウトをしている森井さん。
でも実は、高校時代友達が2人しかいない、極度のコミュ障だったんです。
彼の実体験に基づくコミュニケーション術をお教えします。

皆さん、コミュニケーションは科学できるんですよ!

 

〈〈質疑応答〉〉

パート2では、エントリーNo.7の森井悠太さんに質問が集中しました。森井さんの一見チャラそうな見た目とスカウトマンという職業の関連性についても質問が出ていました!

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〈〈プレゼンパート3〉〉

「日韓関係」と「憲法」、「風俗嬢」と「教育」、「恋愛」と「昆虫」。

パート3は意外な組み合わせが目を引く3企画です!

 

■エントリーNo.8 『日韓関係と憲法はなぜつながるのか~日韓関係の未来へのヒントは憲法にあった!~』 徐東輝さん

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来年2015年は、日韓国交正常化50周年という節目の年です。

しかし、ヘイトスピーチや従軍慰安婦問題など、日本と韓国の間にはまだまだ多くの課題が残されています。

日韓関係を本当に正常化するのはどうしたら良いのか、そのヒントは憲法にありました!

■エントリーNo.9 『風俗嬢が考えるこれからの教育』

現在、日本には30万人の風俗嬢がいると言われています。

これは小学校教諭と同じくらいの人数なんです!

現役風俗嬢でありながら教育大の学生でもある彼女が、これからの教育を考えます!

■エントリーNo.10 『恋愛昆虫図鑑』 篠原かをりさん

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日常生活に支障をきたすほど昆虫を愛している篠原さん。

実はダメ人間コレクターでもあるんです!
彼女の大好きな昆虫と人間、よく観察すると意外な共通点が…!?

人間の恋愛戦略と昆虫の生存戦略をかけあわせた、これまでにない昆虫図鑑の企画です!

 

〈〈質疑応答〉〉

パート3では、書籍化した際にその本が本屋のどこにおいてほしいか、といったプロならではの質問から、「昆虫」に関連したジャポニカ学習帳の表紙の変化についてといったキャッチーな話題まで、様々な質問が飛び出しました!

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〈〈出版業界解体SHOW!!〉〉

すべてのプレゼンが終了しましたが、結果発表に移る前に特別企画『出版業界解体SHOW!!』の後半です。

後半のテーマは、「おもしろい本ってなんだろう?ベストセラーが生まれるには?」。なかなか難しい問いですが、皆様それぞれにこだわりのある、深いお考えを聞くことができました。審査員の皆様同士のやりとりもあり、ここでしか聞けない貴重なお話を伺うことができました!

 

〈〈結果発表〉〉

審査員のみなさんと会場のみなさんの投票によってグランプリが決定します。

会場にいる全員の視線がスクリーンに注がれる中、運命の結果発表です!

 

準グランプリは・・・・・・

191 点で
No.7『No.1スカウトマン直伝!20歳のためのコミュニケーションの教科書』
森井悠太さん です!

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そして、栄えあるグランプリは・・・・・・

194点で
No.10『恋愛昆虫図鑑』
篠原かをりさん です!!

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なんと、3点という僅差でグランプリが決定しました! 

 

以上で第10回出版甲子園決勝大会のレポートを終わります。

当日ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!お楽しみいただけたなら幸いです。

また、ご来場いただけなかった皆様もこのレポートを読んで、少しでも大会の様子を感じ取っていただけたなら嬉しいです。

 

今大会のテーマは「本屋で見つけるあなたの名前。」

決勝大会は、企画者から著者になる第一歩にすぎません。

本屋で大会出場者のみなさんの名前を見つける日が楽しみですね!

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!第11回出版甲子園にご期待ください!!