第11回決勝大会レポート
去る2015年11月22日、第11回出版甲子園決勝大会が開催されました!
会場は、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センター。
ここに、3次にわたる厳しい審査を勝ち抜いた、全10企画の企画者が集結しました。
自身の想いをかけた、熱いプレゼンバトル。その模様をレポートします!
今大会のゲストは、モデルの石川恋さん!
私たちと同じ「学生」の視点からのコメントで、大会に花を添えてくださいました!
Profile
・allure所属の現役女子大生モデル
・『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』表紙モデル
・2015年8月公開の映画『キリング・カリキュラム〜人狼処刑ゲーム 序章〜』にて、女優デビュー
さて、会場に着くと最初に目に入るのが、既刊本の展示コーナーです。
実行委員手作りのポップとともに、過去に出版甲子園を通じて出版された29冊の本が展示されています。
また、出版甲子園に企画が応募されてから、書籍化に至るまでの過程も紹介されています!
いよいよ、第11回出版甲子園の開幕です!
≪プレゼンパート1≫
エントリーNo.1『みかん飯』 東大みかん愛好会さん
みかんは皮を剥いて食べるだけだと思っていませんか?
実は工夫次第で色々な料理に変身しちゃうんです!
紹介してくれたレシピは…鍋に炊き込みご飯にシチュー!?
みかんが秘めし可能性、とくとご覧あれ!
エントリーNo.2『あるばかな大学生が、激戦区新橋で居酒屋経営する話』 6代目居酒屋あるばかさん
サラリーマンの町・新橋にある居酒屋あるばか
なんと、経営しているのは学生!
「社会を元気にするために、一歩を踏み出そう!」
夢に向かうあなたを、熱い思いで応援してくれます。
エントリーNo.3『地下学生はどこへ行く。~女子高生が「愛」を見つけた場所~』 迫祐太さん
「JK産業」を知っていますか?
居場所をなくした女子高生たちの現実を、想像したことがありますか?
世界でも問題になっている、日本の性産業に切り込んでいきます。
エントリーNo.4『なぜ会いたくて震えるのか?』 戸谷洋志さん
哲学って何だか難しそう?取っ付きにくい?
いいえ、身近なJポップのフレーズから学ぶことができるんです!
街中でよく聞くあのフレーズも、哲学の視点から見ると深い意味が隠されていた…!?
≪質疑応答≫
各パートのプレゼン終了後には質疑応答が設けられています!
会場の皆様には最も読みたいと思った企画に、審査員の皆様には質問をしたい企画に札をあげていただきました。
審査員の皆様からの質問が最も多かった企画から、質疑応答が始まります。
パート1ではエントリーNo.2の6代目居酒屋あるばかさんに質問が多く集まりました。。
居酒屋を経営するエネルギッシュな学生の姿に興味を持った方が多かったようです。
≪プレゼンパート2≫
エントリーNo.5『童話の中のすてきなごはん』 こみほさん
小さい頃に読んだ、懐かしい童話。
童話の中に出てくる料理は、どれもおいしそうで魅力的ですよね。
そんな料理のレシピを、童話のストーリーとともに紹介しちゃいます!
かわいらしいイラストにも注目です!
エントリーNo.6『メカガールのススメ』 矢部佐和子さん
最近、「リケジョ」という言葉を耳にする機会が増えたと思います。
でも、理系女子って生命科学や薬学だけじゃないんです!
機械系女子・メカガールを増やすため、そのロールモデルを示します。
エントリーNo.7『あなたの周りにもいるはず!意識高い系のすべて』 意識高い系研究会さん
バリューをコミット?熱い仲間に感謝?
何を言っているのかよく分からない「意識高い系」の人々にもううんざり!
でも、彼らの生態は、知れば知るほど面白いものだった!
≪質疑応答≫
パート2の企画で最も多く質問が寄せられたのは、エントリーNo.7の意識高い系研究会さん!
様々な角度からの質問で、プレゼンでは登場しなかったお話も聞くことができました。
《プレゼンパート3》
エントリーNo.8『日常から生命科学を解き明かせ!~答えましょう、思わず気になるその疑問!~』橋本崇志さん
双子でも容姿が違うのは何故?遺伝子組み換え食品は本当に危険?
生命科学って自分たちのことなのによくわからない……。
そんなあなたの疑問に答えます。
生命科学を学べば生活がもっと豊かになる!!
エントリーNo.9『こうして私は蔵を継ぐ』蔵人の会さん
日本の「食」を支えてきた蔵元。
様々な蔵元の後継者が悩みを乗り越えて家業を継ぐことを決心してきました。
そんな彼らだからこそ書ける、「継ぐ」ことに悩む全ての人のための企画です。
エントリーNo.10『ぼくが京大吉田寮の「長老」になったわけ』椎名健人さん
京大吉田寮ってどんなところか知っていますか?
恐怖の寮内行事にユニークな住人たち、果ては寮の存続をかけた闘争まで、
事実は小説より奇なりとはこのこと!
京大の最も尖った部分を見せちゃいます。
《質疑応答》
パート3ではどういった読者層を予定しているのかという編集者さんならではの質問や、映画やスマホ配信など出版業界に限らないご提案などもいただきました。
《公開企画会議》
この特別プログラム『公開企画会議』では、決勝進出企画から、
NO.2『あるばかな大学生が、激戦区新橋で居酒屋を経営する話』
NO.4『なぜ会いたくて震えるのか?』
NO.8『日常から生命科学を解き明かせ!~答えましょう、思わず気になるその疑問!~』
の3企画をピックアップして、プロの編集者の方に討論していただきました!
内容はもちろんのこと、タイトルからイラスト、部数を伸ばす方法まで話し合っていただき、出版社で行われている実際の編集会議の様子を垣間見ることができました。
《結果発表》
いよいよ結果発表が始まります。
審査員の評価と会場の皆さんの投票でグランプリが決定します。
準グランプリは……
243点で
NO.4『なぜ会いたくて震えるのか?』戸谷 洋志さん
NO.9『こうして私は蔵を継ぐ』蔵人の会さん
なんと同点で二企画が受賞しました!
栄えあるグランプリは……
251点で
NO.7『あなたの周りにもいるはず!意識高い系のすべて』意識高い系研究会さん!!
また、今回はゲストの石川恋さんに、最も読んでみたいと思った1企画をゲスト賞として選考していただきました。
ゲスト賞に選ばれたのは……
NO.2『あるばかな大学生が、激戦区新橋で居酒屋を経営する話』6代目居酒屋あるばかさん
6代目居酒屋あるばかさんには、石川恋さんからサイン色紙が贈られました。
以上で第11回出版甲子園決勝大会のレポートを終わります。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!お楽しみいただけたなら幸いです。
今大会のテーマは、昨年に引き続き「本屋で見つけるあなたの名前。」
決勝大会は、企画が本になるためのはじめの一歩です。
企画者から著者となり、彼らの名前が本屋に並ぶのがとても楽しみですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
第12回出版甲子園もどうぞよろしくお願いします。
お読みいただきありがとうございます!
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