第12回決勝大会レポート


“Link P”———

秋晴れとなった2016年11月20日、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて、第12回決勝大会が開催されました。
3次にわたる厳しい審査を勝ち抜いた全10企画の企画者による、白熱したプレゼンバトルの模様をお届けします。

 

写真は、出版甲子園を通じて世に送り出された32冊の紹介コーナーの様子。
9月に発売されたばかりの新刊も注目を浴びていました。

 

いよいよ、第12回出版甲子園の開幕です!

 

≪プレゼンパート1≫
エントリーNo.1『AI技術を用いた楽しいゲームを作ろう!』山崎大輝さん
「分からない」学生に教え続けてきた企画者が、情報学部生向けにゲーム制作を通してプログラミング言語を徹底解説。更に、作ったゲームにAI技術を実装し対戦相手を生み出すことで、デキる人よりワンランク上を目指します。

 

エントリーNo.2『あなたの“卒論”、なんだった? −100人の卒論名鑑—』島野なつみさん
新宿ゴールデン街に訪れる“ふつう”の人々に、それぞれの書いた「卒論」についてインタビューするエンタメ本。プリキュアから谷崎潤一郎まで、多様なテーマの「卒論」を通して見える人々のライフストーリーや、そこから学べる教訓を紹介します。

 

エントリーNo.3『身体の中のシンデレラを知っていますか? 筋膜のことが3時間でわかる』三村智仁さん
筋膜という言葉をご存知でしょうか。筋肉のおまけと考えられてきた筋膜が、最近注目されています。スポーツの根幹にかかわる「筋膜」をわかりやすく徹底解説。
1日10分から「筋膜」始めてみませんか?

 

 

 

≪出版業界Q&A≫
前後半に分けて行われた特別プログラム『出版業界Q&A』では、現役編集者、書店員である審査員の皆さまに、ご来場いただいた皆さまから事前に募集した質問に答えていただきました。
「いま、他社のもので気になっている本は?」「プライベートで心に残っている作品は?」「どのような読者層に注目しているか?」など、ここでしか聞けない興味深いお話をたくさん伺うことができました。

 

≪プレゼンパート2≫

エントリーNo.4『女子大生のスリランカ結婚!奮闘記』ふらんまりさん
現役女子大生がスリランカでドタバタの新婚生活!トイレにエミュー、激辛カレーで3度も入院、大家に店を乗っ取られそうに…。などなど、現地での奇想天外な事件や人間模様、文化を紹介しつつ、それらを通して本当の幸せを考えます。

 

エントリーNo.5『中学生のためのプログラミング講座』トルネードG&Tさん
中学からプログラミングの学習を始めた企画者の、あのとき欲しかった本を。幅広く使われているプログラミング言語であるC言語と、前提知識であるコンピューターの仕組みもしっかり解説する、プログラミングを学ぶための最初の一冊になる企画です。

 

エントリーNo.6『はじめて学ぶ先生に贈る 特別支援教育の科学』久保卓也さん
授業に集中できない、授業が分からない…様々な『困った』を抱えた子どもたちを、先生はどう助けるべきでしょうか?医師の卵であり、先生の資格を持った企画者が、『科学的に』解決方法を紹介します。

 

 

 

《プレゼンパート3》

エントリーNo.7『大学受験数学の直感的計算術』澤田涼さん
大学受験数学において入試問題を典型問題に取り入れるものは初!
そして独自の問題形式とテキストレイアウトで、計算力の向上を図ります。
多くの生徒を難関大学に送り出した面白すぎる数学講師が、計算技術の神髄をお届けします。

 

エントリーNo.8『米屋本屋女子大生』井上有紀さん
大学を休学して新潟に移り住み、米屋と本屋に入り込んだ一人の女子大生の記録。人生を豊かに生きるにはどうしたらいいんだろう。その「答え」ではなく答えを導くための道標をくれたのは、1年間の人との出会いと「やってみる」を繰り返す経験でした。

 

エントリーNo.9『World Englishes』佐伯卓哉
多種多様な英語があるにも関わらず、英語教材の多くは未だにネイティブの英語だけを扱っているのが現状。これは「ネイティブの英語」から「World Englishes」への転換を促し、英語学習に変革の一波を起こす企画です。

 

エントリーNo.10『ガヤガヤした教室が一瞬だけシーンとなるアレはなぜ起きるのか?』山本 宗
スマホが鳴った気がしたが気のせいだった、頭の中である曲の同じメロディーばかりが流れ続ける…それぞれに名前が付いていることを知っていますか?
誰もが経験したことのある「アノ現象」の真実に迫ります。

 

 

 

≪出版業界Q&A≫
全プレゼン終了後、結果発表の前にQ&Aの後半です。
出版業界ってブラックなの?」というちょっと大胆な質問に始まり、審査員の皆様の苦労話や失敗談を通じて、出版業界とはどんな世界なのか、貴重な裏話や実情を聞くことができました。

 

《結果発表》
さて、いよいよ結果発表
審査員の評価でグランプリ、会場の皆さんの投票で観客賞が決定します。

会場の皆さんが読みたいと思った観客賞受賞企画は…
エントリーNo.6 久保卓也さんの
『はじめて学ぶ先生に贈る 特別支援教育の科学』

でした!

 

 

栄えあるグランプリは…
エントリーNo.7 澤田涼さんの
『大学受験数学の直感的計算術』

に決定しました!

 

 

以上で第12回出版甲子園決勝大会のレポートを終わります。
会場にお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 

今年の決勝大会のテーマは、“Link P”。
Peopleを中心にPublisher(編集者)とPlanner(企画者)、そしてPrint(出版)をつなぐ場である出版甲子園決勝大会。そしてこの決勝大会から、書籍化に向けて企画が始動していきます。
企画者の皆さんの名前を本屋で見つける日が楽しみですね。

それでは、第13回出版甲子園にご期待ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
——— to be continued