新塾講師必見👀📘:東大生が書いた「国語」のことを感動的に好きになる本【既刊本紹介プロジェクト第4弾】

【導入】

突然ですが、この春大学生になった皆さん、アルバイト先は決まりましたか?🌸

大学生に人気のバイト先のひとつに塾講師がありますね。時給が高く生徒の成長を間近で見ることができる一方で、大変だという噂を耳にしている方もいるのでは?そこでおすすめしたいのが本書「東大生が書いた「国語」のことを感動的に好きになる本」です。

【どんな本?】

この本は、題名の通り国語の参考書です。章は全部で六章あり、論説、小説、詩歌、古文、作文に加えて発展編があります。著者である長谷川裕さんもアルバイトとして中学国語の講師をしていたんだとか。塾のテキストに飽き足らず、自ら「そもそもなぜ勉強をするのか」「国語とはどういうものか」「身につけていくことでどのような楽しい世界に出会えるのか」に力点を置いた独自のテキストを作成するほど….!!

【本書の特徴】

本文の下には注釈が入っています。この注釈がただの注釈ではありません!まるで著者の長谷川さんが話しかけてきているようなフレンドリーな注釈です。

例えば、「詩歌」の章にて「枕詞」に次のような注釈が入っていました。長谷川さん自身の「名字」についての雑学です。奈良県の「初瀬」という地名を引っ張ってくる枕詞が「長谷の(ながたにの)」という言葉だったのだが、いつの間にか「長谷」自体も「長谷」と呼ばれるようになったとか。

また、いきなり問題に入らずに導入が用意されていることも特徴の一つです。国語の問題なんて普段使っている言葉じゃないか!改まってなにを学んだらいいんだよ!筆者の気持ちなんてわかってたまるか!と反発したくなる思春期の子たちも、ここを読めば納得させられてしまうでしょう。自分の授業でも使えるコンテンツがきっと見つかるはず。

ちなみにこの本は、出版甲子園の第一回のグランプリで選出された記念すべき著書でもあります。発展編のコラムで「中学生におすすめしたい小説」が紹介されているのですが、ここだけの話、弊団体のメンバーが選んだ本なんです😎(個人的注目ポイント)

【まとめ】

昔の参考書って「今」の受験界からは距離があるんじゃないか、そう思われる方もいるかもしれません。ですが、本書ならば大丈夫。なぜかというと、どんな問題にも当てはまる考え方を教えてくれるから。

塾講師を始めたいあなた、講師経験のある著者の知恵を丸借りしちゃいましょう…!!

『東大生が書いた「国語」のことを感動的に好きになる本』(日本実業出版社)

著者:長谷川裕
2006年9月22日
1430円(税込)
ISBN:978-4-478-97068-3

第19回出版甲子園実行委員会 広報局 H.M

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